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dolog=blogにdo、動詞をつけた造語です。 情報選択行動のlog(記録)として書いていきます。

ドイツはライプツィヒからの帰国 その13

前回お伝えしたとおり、今回は僕、遠藤涼介のブンデスリーガ観戦記をお伝えします。



今回、僕が訪独したのは、ライプツィヒとう旧東独地域です。

そこから高速列車(180km/h程度で走る日本でいう新幹線)に乗って一時間程度走るとベルリンの街につきます。



ちなみに、大きな余談になるのですが、この数日前、Dr.Vossの御子息であるロバート君の運転する車でアウトバーンを走りました。



その日、ドイツの五輪代表チームが我々と同じホテルに泊まっているのを僕が目撃してから、調べてみたら近くのスタジアムでギリシャとの五輪予選試合があるみたいだ、という事が分かりまして、急遽4名ほどの有志を募り、観戦に向かう事になりました。



そこで、ロバートに運転して貰う事になったのですが、アウトバーンの狂気的な速度想像以上でした…。



皆さんご存じのとおり、ドイツのアウトバーンには速度制限がありません。

先程、高速列車の速度をご紹介しました。(列車の車両内に速度計がありました。)



ロバート君が運転した車の速度はと言いますと…







200km/h。







僕は後部座席の右ドア側に座ったのですが、吊革(合ってます?)に必死にしがみつくしかありませんでした…。



風を切るなんてものでは無く、風を追い越して、嵐になりました。



関西から来られたある方は「せーふてぃーどらーいぶ。ぷりーず。」と懇願していましたが、

ロバートは笑うばかり。



結局、スタジアムについた瞬間にチケット売り場が閉まっている事に気づき、ロバートは苦笑い…。

父親であるフォス博士に電話。

どうやら「ダフ屋を探せ」と言われた様子。←この状況も面白いのですが…

ダフ屋を探します。



会場近辺はサッカー大好きなドイツ人たちでごった返しており、ダフ屋を探しながらダンボールに「チケット買います」的な文言を書いて歩いている人が一人だけ。



我々も探しますが、ダフ屋は見つからず。

結果、ハレという地域のサッカースタジアムで見れたのは、寂しそうなロバートの背中だけでした。

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勿論、帰りは再びアウトバーンに乗らなければならず、言わずもがな、ですね。

帰りの速度は、ロバートも気落ちしたのか、180km/hで抑えていました。





そんな中、相変わらず関西から来られた方は「せーふてぃーどらーいぶ…」と発し続けていましたが…。



そんなアウトバーン、正確にはロバートのドライブを経験した僕たちは、電車が遅く感じた事をお伝えします。



話は本題に戻りまして。

ベルリンにはヘルタ・ベルリンというチームがあり、ドイツ一部リーグ、つまり“ブンデスリーガ”に所属するチームです。

そのヘルタ・ベルリンブレーメンという対戦でした。

会場はベルリンのオリンピックスタジアム。



かの、有名な2006年ドイツW杯決勝戦フランス対イタリア。

フランスの英雄ジダンマテラッティに対して頭突きを見舞う、という歴史的大事件が発生したスタジアムです。



まず、高速列車を降りた我々一行は、ベルリンに着いたのですが、降りる駅を一つ間違えました。

テンションが上がっていて、時間を確認せずに降りたからですね。

乗った段階では「○○時○○分に着いた時に降りればいいんだ」と確認し合っていたにもかかわらず、です。



何とか目的とする電車に乗れる駅まで出まして、そこからスタジアム駅まで。

電車の中はブレーメンサポーターとベルリンサポーターが入り混じっており、我々は「とにかく青で凌ごう」と緑が混じっていることを極端に、必要以上に恐れ、何とか自衛に務めていました。



まぁ、蓋を開けてみればどうってことは無いんですが、何にも知らない僕たちは勝手に“アウェーの洗礼”を受けるのではないか、とドキドキしていたもので…。



ドイツはそこまで粗暴な国ではありませんでした。





スタジアム駅を降り、右手を見るとスタジアムが眼前に現れます。

そこには試合を前にした高揚感に溢れ、片手にはビールを持ち、片手にはソーセージという人間が無数にいます。



再び余談になるのですが、ビールを飲んでも“エコ”活動している人たちがたくさんいるのです。

詳しく話しますと、スタジアムの前にある露店でビールを頼みます。

すると、日本でもよくある無色透明ですがちょっと頑丈なカップに注がれます。

それを十分に楽しみ、再び飲もうとする際に、先ほどのカップを持っていきますと、

4ユーロ/杯のビールが2ユーロ/杯になるのです。



また、スタジアムの中にはKyosk(キヨスク)がありまして、そこでビールが頼めるのですが、500mlか1Lの器から選べます。ちなみにこのカップは先ほどの露店のものよりも明らかにしっかりしているものでした。

そして、ビールを飲み終えて、カップを持っていくと、若干のお金を返してくれます。



また、別の場所になるのですが、スーパーにはペットボトルを買い取る機会が置いてあり、ペットボトルを入れると、本数に応じてお金を出してくれます。



この様に、日本でも昨今言われ始めた“エコ”活動も、自然と「勝手にしている」という状態を作れています。

どうしても僕個人の雑感なのですが、日本では“言葉”が先行しているような気がします。

この「勝手にそうなっちゃう」システムというのが作るべきなんだな、と感じました。





話を戻して、いよいよスタジアムに入るのですが、ここからは次回に譲りたいと思います。





次回はスタジアムに入ったところから再開します。