{DE}dolog

dolog=blogにdo、動詞をつけた造語です。 情報選択行動のlog(記録)として書いていきます。

{DE}dolog コオーディネーションってご存知ですか?

スポーツ科学国際集中講座 in japan

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現在、僕が参加しているスポーツ科学国際集中講座 in japan。

このdologでも最近の記事は、講座関連のものだけになっていましたが、今回はそのご報告を。

今回の講座は、僕が行ったライプツィヒでの講座の補完的な意味合いが強く、コオーディネーションについての基礎的な考え方。

コオーディネーション(情報系パフォーマンス前提)とコンディション(エネルギー系パフォーマンス前提)の一体性について。

そして、そもそもコオーディネーションというのは、どういった背景から生まれたのか、という所まで左の写真に映っているDR.HARTMAN(ハルトマン博士)がお話ししてくださいました。


81679b4c.jpgまた、コオーディネーション(情報系)の事をハルトマン博士が話せば、コンディション系についてはDR.MINOW(ミノウ博士)が話します。

自身が陸上の中距離選手だった事もあり、研究内容をエネルギー系にしたミノウ博士は、ライプツィヒで行われている国際指導者講座の講師も務める程、エネルギー系について深淵を抉っている方。

ちから、持久、瞬発性といったパフォーマンス前提となる各能力について、その関係性からトレーニングによって何が起こり、何を目指すべきなのか、といった点についてお話しいただきました。


e16731e1.jpgそして、日本の中でリスクトレーニングでご存知の方も増えてきたDR.POLSTER(ポルスター博士)。
ポルスター博士は、心理学的な観点から運動学にアプローチする、サイコモーター系トレーニングについて、リスクトレーニングの考え方に触れながらご紹介いただきました。

長野五輪で日本リュージュ代表に関わった頃から日本で生活されている博士は、日本の選手の特徴についても把握されており、それを織り交ぜながらお話しいただき、身近に感じる事が出来た内容でした。

もちろん、お話しいただいている内容は非常に深く、心理的な面で運動課題を克服する為のアプローチについて様々な示唆をいただきました。


ただ、今回、この講座に参加して心底感じたのは、何故、運動というものについてここまで考えられるのか、という点。

そこを理解する為には、“文化”的な思考体系を自分の中に作らなければならないのと、それを踏まえた上での運動指導が出来なければならないな、と。

スポーツ畑にいるからと行って、スポーツの事だけ、運動の事だけ、人の体の事だけ、を知っているのでは足りなくて、もっと“人の生活”や“人間が言葉をしゃべる”という人間が一つの生命体として行動する事に、どんな背景があるのかを知る必要があるな、と。

そんな事をズサッと突き刺された状態です。

そんな状態で、残り半日の講座を受けてきますw

ENDO,Ryosuke