{DE}dolog

dolog=blogにdo、動詞をつけた造語です。 情報選択行動のlog(記録)として書いていきます。

{DE}スイッチゴルフってご存知ですか?


いきついた両側性!!


皆さん、ゴルフってご覧になったことあります?
TOMAMU resort golf course. by MJ/TR (´・ω・)僕はテレビでしか拝見したことがないのですが、一度、あの石川遼選手が引き連れる群衆の中の一人になってみようと画策している所です。

あんまり聞き慣れない言葉だと思うのですが、スイッチゴルフってご存知ですか?
たぶん、野球に詳しい方であれば、何となく雰囲気を掴める様な気がするのでは無いでしょうか。
“スイッチ”ですからね。そう、左右で打つ事ですね。

スイッチゴルフとはですね、現在、ショートコースを併設するダイナミックゴルフクラブ(千葉:茂原)でゴルフのティーチングプロをされている、鈴木タケル氏が提唱、実践されているもので、スイング動作の中でゴルフボールを上手く打つために適切な身体の使い方って何だ!?って所から入った理論だそうです。

その具体的な内容については後ほど触れるものとして、まずは、この提案者である鈴木タケル氏と僕の出会いについて。

先日、KoLeSpo主催「スポーツ科学国際集中講座 in japan」に参加してきたのですが、その前日にトレーナー会議っていうのがありまして、そこに僕が参加していて、見慣れた顔の並ぶ中に忽然とスーツを着こなした紳士が現れ、席に着きました。

終盤に差し掛かりまして、KoLeSpoの高橋さんから促された紳士が話し始めたのがスイッチゴルフなんですね。流れとしては、ハルトマン博士が研究されている「両側性」をゴルフで独自に研究している人なんだよ、という流れでした。


ずい分、無茶な振り方だとは思いますが、それで話し始めると…

面白い!!


目的は精緻化

ゴルフのスイングは右で打つ人の場合、大概、外から内へ入ってきてしまう、なんていうんですか?野球だとドアスイングっていうのは知っているんですけど…

あとは、インサイド・アウトとかアウトサイド・インとか…
そうなると、ゴルフのボールを右から左に向かって擦る形が多くなって、スライスボールになってしまう、と。

じゃー左で打たせてみるとどうなるかって言うと、軌道が内から外へ。つまり、クラブの軌道自体は右で振るのと左で振るのとでは変わらない。むしろ、左でのスイング練習を繰り返していくと、“右の問題点”がどんどんとあぶりでてくる、と。


スイッチゴルフについて本当に簡素化していっちゃうと「一面的に見るなよ」って事です。

鈴木さんご本人とお話をさせていただいている中で感じるのは、そういう「一面に拘りすぎる結果、本質を見失う」という姿勢・構えです。これは鈴木さん言葉なんですが、陰と陽があるように、一つの事象には必ず表裏一体となっていて、そのどちらも理解・実践した上で行うのとそうでないのとでは“結果”が違う、と。

非利き側で打たせるだけでは無くて、様々な位置においてあるボールを自らの位置は変えずに打つ方法や、色々な方向からボールを転がして、それを打たせる、もしくは、平均台の上に乗った状態でボールを平常よりも下に位置させて打たせる、など練習の内容は多岐にわたります。

その考えの根本になるのは、先ほども記述したように一面的な使い方になるのでは無くて…

静と動
上と下
左と右

という具合に、スイングの軌道やボールの見え方、身体の位置、など様々な角度でゴルフスイングという動作に結びつけていく練習を考え、受講者に対して実践して貰う、と。

「ボールを打つ位置をいつも同じ所、同じ振り方で出来る事なんて無い。だから、体の横でも上でも打ってもらう。そうする事で、どんな時にも対応できる。打ち方のバリエーションを多く持っていれば“一つの打ち方(使い方)”を選択できるけど、“一つの打ち方(使い方)”しか知らなければ、対応の仕様がない。」

「バドミントンは360°ラケットを振らなきゃならない。だから色々な場所で打つ事が出来る。じゃーゴルフでも360°振れるようになれば動作がもっと精緻化されて、上手くなると思う。」

TOMAMU resort golf course. by MJ/TR (´・ω・)上に書いた二つの言葉は鈴木さんからいただいた言葉です。
ご自身の中で、きちんと自分の指導コンセプトが明確になっているからこそ、ぶれる事の無い言葉なんだな、と強く感じます。

スイッチゴルフに関して、こちらに鈴木さんの今年4月のインタビュー記事があります。詳しくはこちら(インタビュー 鈴木タケル プロ 進化し続ける新ゴルフ理論 スイッチゴルフ ...)にかいてありますので、どうぞご参照ください。

そんな鈴木さんは僕のブログ「ドイツはライプツィヒからの帰国http://ameblo.jp/doen/archive1-201203.html」シリーズをご覧になってくださっていたみたいで…
非常に嬉しかったですね。

これもコオーディネーションのおかげだ。

そんな鈴木さんも来年のLeipzigへ行かれるそうです。
講座への申し込みは、まだKoLeSpoにて受付中なので、興味・関心のある方はこちらからどうぞ。

ENDO,Ryosuke

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