{DE}dolog

dolog=blogにdo、動詞をつけた造語です。 情報選択行動のlog(記録)として書いていきます。

{DE}dolog 子供の体力、回復…?

大人たちの働きかけが効いてきた…?

S.60には及ばない。けど、向上している

以下は47NEWSからの引用。
落ち込んでいた50メートル走の記録が改善するなど子どもの体力が大きく向上し、回復傾向がはっきりしたことが7日、体育の日を前に文部科学省が公表した2011年度体力・運動能力調査で分かった。子どもの体力のピークとされる1985年ごろには及ばないが、現行の調査方式になった98年度より大幅に伸びた。

文言として「回復傾向」ってのが気になりますが、改善できているってことは非常に良いニュースですね。


子供の体力は二極化している!?

ただ、これはSAQ協会豊田さんからお聞きしたお話なんですが、実際のところ、運動の出来る子供は記録が伸びていて、運動が苦手な子がどんどん出来なくなってきている、という二極化が現実ということですから、今回の結果も安直に判断する事は出来ませんね。

 で、このデータを見ると、まさにそれに拍車をかけている部分がありまして、ほとんど毎日運動をする(3日/週以上)運動をする群と、しない群とで運動能力に大きな開きがある事が確認できます。

毎日運動をしている群は、運動能力低下を叫ばれる中でも頑張っていて50m走に関して言えばS.60のデータよりも上がっています。しかし、運動をしない群に関しての低下度合いは、かなり大きいです。

これらを確認すると、やっぱり運動をしている子供の体力に関して言えば、落ちるどころか向上している。しかし、運動をしない(もしくは運動をする習慣のない?)子供たちに関しては喫緊の問題だと言わざるを得ないのでは無いでしょうか。

そんな子供達に対して何が出来るかな…

ただ、各地域毎に、各団体ごとに、子供の体力低下に歯止めを効かせようと努力しているのを分かるだけに、もどかしい気持ちになる部分もあるのですが、今後も二極化は大きくなっていくように思います。

それに指をくわえているだけでは無く、ちょっとでいいから運動を好きになってもらえる様な働きかけを私を含めて考えて行動していく必要があると思いますね。

しかし、運動を好きになってもらうってのは、結果として…って話で、我々みたいな大人が出来るのは、彼らのプロセスを上手く働きかける事しか出来ないんですよね。

文部科学省(平成22年度体力・運動能力調査結果の概要および報告書について):http://bit.ly/WCkpZt